ぼくはあるとき、給料が大幅に下がり、毎月4万円足りないという時期がありました。
期間は1年間です。
そのときぼくは、「生活レベルを下げて、支出を切り詰める」といった選択をせずに、
「毎月4万円借金して乗り切る」ということをしました。
なんかやばそう、という気持ちと、まあ、何とかなるだろう、という気持ちが半々でした。
(この甘さが、後々、とんでもないしっぺ返しとなって返ってきます)
毎月4万×12カ月=48万円です。ざっくり50万円の借金です。
これをクレカのキャッシングで賄いました。
毎月コンビニATMに行って4万円引き出します。
一年後、きっちり金利15%、50万円の借金ができました。
給料も元に戻り、これから毎月1万円ずつ払っていこうと思いました。
これが間違いのもとでした。
無知とは恐ろしい……。
金利15%、50万円の借金を毎月1万ずつ返せば、
いったいどれくらい時間がかかるのか。
これを全く考えていませんでした。
「まあ、毎月1万円。年12万返済。ざっくり4年くらいかかるかな」
そんなイメージでした。
もちろん、利子があることはわかっていました。
まあでも、それを含めても4年+αでしょ。そんな感じでした。
(本当は6年半かかります……長いっ!!)
返済し始めて数か月はあまり気にしていなかったのですが、
半年、1年、2年と時間が経過するにつれ、異変を感じるようになりました。
おかしい。
何だかおかしい。
でも、何がおかしいんだろう……。
なんか苦しい。
生活が苦しい気がする。
気のせいか。
いや、気のせいじゃない。
なぜだ……。
俺は毎月1万円を返済している。
それは間違いない。
だが、なんだ。この違和感は……。
ふと、借金はあといくら残っているんだろう。
そう思って残高を確認したぼくは、思わず目を疑いました。
なんだと。
残高が全然減っていないだと?
ばかな……
俺は毎月1万円返済しているんだぞ。
余裕があれば、2万円だって返済したこともあるんだぞ……。
思い当たることがありました。
そういえば、1万円返済しても、月末になるとまた生活が苦しくなって、
そのたびに数千円借りていたのです(続く)。
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